岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

岡上淑子タイトルアート

庭園美術館で開催中の岡上淑子展に行ってきました。

庭園美術館

アクセス

目黒駅からゆっくり歩いても10分ほどです。駅を出るとある看板の通りにまっすぐに歩いていくと着きます。庭園美術館には30年ぶりくらいに行った私と初めて行った友人2人組でも迷わずたどり着けました。

庭園美術館の建物

元々皇族の朝香宮家の邸宅でした。アールデコ様式のデザインが細部までされています。一つ一つが芸術品のような素晴らしい建物です。この建物だけでも見る価値はあります。

アール・デコの全盛期で、その様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻は、自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに主要な部屋の設計を依頼するなど、アール・デコの精華を積極的に取り入れました。また建築を担当した宮内省内匠寮の技師、権藤要吉も西洋の近代建築を熱心に研究し、朝香宮邸の設計に取り組みました。さらに実際の建築にあたっては、日本古来の高度な職人技が随所に発揮されました。朝香宮邸は、朝香宮ご夫妻の熱意と、日仏のデザイナー、技師、職人が総力を挙げて作り上げた芸術作品と言っても過言ではない建築物なのです。

庭園美術館の公式サイト 「旧朝香宮邸とは 」より

岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟

開催期間:2019年1月26日(土)〜4月7日(日)

岡上淑子とは

1950年代に彗星のごとく登場した岡上淑子は、日本におけるシュルレアリスム運動を先導した瀧口修造に見出され、写真媒体を活用したフォトコラージュ作品によってその比類ない才能を開花させました。

美術展の公式サイトより
  • コラージュを作っていた期間は1950~56年という短い期間
  • コラージュを作るきっかけは、学校での授業
  • シュールレアリストのマックス・エルンストの作品に出会って作品がランクアップした

作品を作っていた期間が6年間と知ってびっくりしました。作品点数も多いのもありますが、近くで見ても切り貼りしたところがまったく分からない仕上がりなのです。昔なのでそんなにいい道具があるわけではないでしょう。洋裁学校にいってたそうなので手先は器用なのかもしれませんが、一つ一つの作品にものすごく繊細な作業をしていたと想像できます。切り貼りとはいえ、かなり時間がかかると思われます。

岡上淑子を動かしたもの

私の夢のかけらが 思いがけないほど不思議な面白いものに 実現出来たよろこびに力を得て、 次から次へと作りました。

出展:「美しき瞬間」岡上淑子 河出書房出版社

「美しき瞬間」という画集&エッセイのなかに とあります。6年間という短い期間でこの素晴らしい作品をたくさん残せたのは、この言葉が答えだと思います。

会場となった浅香邸はアールデコの繊細な装飾が細部まで施されています。昔の職人が手作業で一つ一つ丁寧に作った空間は岡上淑子の繊細なコラージュを見るの完璧でした。

最後に

庭園美術館はカフェとミュージアムショップも素敵なので、おすすめです。

コラージュということでチョコレートで作ったハサミが刺さっています。爽やかなイチゴ味の春らしいスイーツでした。

最近は、トーマス・ドイルや浮世絵の小原古邨など職人的な芸術家の作品を立て続けにみています。年齢に関係なく自分が引かれるのは職人的な芸術家なんだなあと改めて思いました。

ムラカミ
ムラカミ

「夢中」になることって素晴らしい。

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