


※100万円は、失業保険+再就職手当+就業促進定着手当の合計です。
仕事をやめて失業保険をもらっていたのですが、わりとすぐに就職が見つかって再就職手当+就業促進定着手当で100万円以上もらった話です。

就職促進給付とは
就職促進給付とは、早期再就職を促進することを目的とし、「再就職手当」、「就業促進定着手当」、「就業手当」等が支給されるものです。
厚生労働省のページより
失業保険をもらうまで
労働契約法
雇止めに対する不安を解消し、働く方が安心して働き続けることができるようにするため、労働契約法が改正され、有期労働契約の適正な利用のためのルールが整備されました。
厚生労働省のページより

私は、2017年12月末をもって12年間働いた会社を辞めました。
12年間、派遣社員で3か月ごとに更新をしていました。労働契約法の改正は労働者のための法改正ですが、大勢の派遣社員は切られることになりました。
いつも通りの3か月更新すると年をまたいだ1月末になるのですが、新しい年を新しい気持ちで迎えたかったので年末で終了してもらいました。

それって自己都合になって失業保険が3か月に待機になるのでは?
離職票
私の離職票の離職理由は21でした。
21:会社都合による雇い止めで雇用期間が3年以上
離職理由
離職理由は、自己都合と会社都合があります。自己都合だと失業保険をもらえるのが少し先になってしまうことも含めてほとんどの人が知っていますよね?
実はそれだけではなくて、会社都合で無職になった人には色々減免や免除があるのです。
会社を辞めたら国民健康保険に切り替えなければいけません。これがびっくりするほど高いのですが、離職票の離職理由が会社都合だと減免されます。
失業保険の手続き
会社から離職票が送られてきたら、すぐに管轄のハローワークに行きましょう。
ダラダラしていると、それだけ失業手当がもらえる日が遅れますし、失業保険の受給期間も短くなってしまう可能性があります。
会社都合の場合、在職期間10年以上の45歳以上は受給期間が長くなります。会社を辞めてからカウントされます。いくら受給時間が長くても数か月ほったらかしにするとその分もらえません。

さっさと行動しないと損ですよ。
私の場合は、年末年始の休みがあったので離職票が送られてきたのは、1月下旬でした。
余りこんでない曜日はどれかな?と考えて行きましたが、行かない言い訳になりかねないので、曜日は気にせずにいけばいいと思います。
待機期間
会社都合:7日間
自己都合:7日間+3か月間
初回の失業手当をもらうまで
- 12/31退職
- 1/22離職票が会社から届く
- 1/25離職票を持ってハローワークへ
- 7日間待機
- 2/2就職準備講習会
- 2/7雇用保険説明会
- 2/21初回認定日
- 2月下旬2/1~2/20分の失業手当の振込
お金が振り込まれたのは、会社を辞めて約2か月後でした。

仕事辞める前に再就職先は見つけておくべきですね…
求職活動
失業手当がもらえるのは、仕事を探している人だけです。
- 仕事を辞めてゆっくりしたい
- 結婚して専業主婦になる
- 独立して仕事を始めるための繋ぎ
求職活動をしない人には失業手当は支給されません。
ハローワークから呼び出された日だけいけばいいわけではありません。
認定日と認定日の間に2回の求職活動が必要です。
昔は口頭で「求人広告で探しました」と言って通ったのですが、最近は応募書類を送ったり面接をしたりと、求人広告を見る程度だとダメになりました。
求職活動の実績については、利用した機関への問い合わせ等により事実確認を行うことがあり、事実と異なる場合は不正受給となります。
「雇用保険受給資格者のしおり」より

説明会では、不正受給についてすごく脅されます。不正受給した金額の3倍請求されるそうですよ。

再就職先が決まった後
再就職手当
私は、1回目の受給が終わってほどなく再就職先が決まりました。
再就職すると失業手当の受給は終わりです。
支給期間が残っていると再就職手当が支給されます。
もらうための条件
支給残期間が所定給付日数の1/3以上残っている
支給期間が残っていれば残っているほどたくさんもらえるので、さっさと手続きして行動するのが大切ですね。
1年を超えて引き続き雇用されると認められること
これはほとんど、正社員じゃないとダメってことですよ。派遣で年単位なんてありえないし、契約社員でも1年で終わりもあります。ただ契約社員や派遣でももらえた人もいるらしいので、あきらめずにまずは、職員さんに相談するといいと思います。
私は、正社員で長い間同じ会社に働くというスタイルはあまり好きではなく、人生のほとんどを派遣社員で過ごしてきました。前の職場は条件良かったし仕事もあっていたので12年も務められました。でも、社員になりたいとはあまり思えませんでした。ただ、年齢的なこともあって辞めたいとも思えなかったのです。
しかし、労働法も派遣法も変わったので、派遣だと3年しか同じところで働けません。派遣社員だと辞める気がなくても長期間は働けないのです。

アラフィフにとって3年なんてあっという間ですよ。
50代で派遣の仕事あるか分かりませんし、なにより新しい環境になれるのがしんどいです。新しいことを覚えるのは辛いのです。そんなわけで、正社員を探しました。
私は会社都合なので、ハローワークで探さなくても再就職手当受給には問題ないのですが、ハローワーク最初の説明会で勧められたPC検索でたまたま見つけたところに応募し採用されました。
失業手当の合計
すぐに就職が決まったとはいえ、2回の面接が終わると3月中旬になっていました。
申請は1月25日に行きましたので、就職までは約3か月くらいかかりました。その間の失業手当は下記になります。
1回目:20日分、2回目:23日分、3回目:5日分
3回目は日割りでもらえました。就職が決まると認定日に関係なく手続きに行かなければいけません。
再就職手当
再就職手当の書類は、会社に書いてもらわなければいけません。3/21に就職して翌日に会社に書類を提出しすぐに作成してくれました。会社はハローワークに近いので3/22に再就職手当の書類を提出できました。
私の受給期間はその年の12/31まででした。

9か月ほど残っていました。
職員さんがその場でだいたいの計算をしてくれました。電卓に90万円以上の数字が出ていてびっくりしました。

そんなにもらえるんですか!
と思わず声にしていまいました。
再就職手当の支給金額:914,586円
アラフィフでの転職
前の会社は12年勤めていたので、隅から隅まで仕事のことは分かっていました。力を入れて働く必要はありませんでした。
転職すると、全くその会社のことが分からないわけです。会社にはそれぞれ常識があって、それが分からなくて本当にしんどかったです。そして、今までやってきた仕事の延長とは言え、未経験の職種になったので何もわからないわけです。些細なことで怒られる日々。些細なミスをしまくる日々。

みんな年下なんですよ…
ハローワークの求人票にあった給料の一番高い金額が希望だったのですが、入ったら全然低い金額でした…
ボーナスなし、残業代なし、昇給なし…
そして、3か月は試用期間なのでアルバイトのような金額しかもらえず。

本当に惨めでした。
ハローワークに求人票と違うと訴えればいいじゃないか!と思われるでしょう。でも、求人票通りだったんですよ。給料も面接のときに聞いていました。

入る前から辞めたかったよね…
本当、キャリアもないアラフィフの私が入れる会社なんてそんなにないんですよ。まず年齢でおよびでない。年齢不問のところは、びっくりするほど給料が安いのが多かったです。これが正社員ですか???みたいな。
そんな惨めな日々の支えは、就業促進定着手当をもらうことでした。
半年頑張れば就業促進定着手当がもらえる!

この半年はここ数年で一番長く感じた「半年」でした。

就業促進定着手当
前職より給料が安い会社に就職して半年たった場合にもらえる給付金です。
再就職手当の書類を提出するときに就業促進定着手当の書類がもらえます。

前職より給料が高い場合はもらえません。
半年たっても、ハローワークから連絡はありません。自分で覚えておいて手続きしなければいけません。
申請期間は再就職した日から6か月経過した日の翌日から2か月間です。
2か月経過してしまうと、絶対にもらえません!

私の友人には、申請をすっかり忘れてしまったそうです。
こちらも書類は会社に作成してもらわなければいけません。私の会社はこちらもすぐに作成してくれました。
そしてまたすぐにハローワークに持っていきました。※郵送も可能です。

この時の職員さんは計算してくれませんでした。
就業促進定着手当の支給金額:226,088円
会社都合で退社した場合は、5年以上働いた45歳以上からグッと受給期間があがり基本手当日額も少し上がります。
上記でも触れましたが、派遣は契約更新がないと会社都合になります。うまく雇用保険を使っていきましょう。
正社員で自己都合だったとしても残業が尋常じゃなかった(昔は100時間と言われてました)場合などは、ハローワークで相談すると会社都合と認められる場合もあります。

まとまったお金は本当に助かります!
6ヶ月間重点支援を行うプログラムもあります。

まとめ
再就職手当:914,586円+就業促進定着手当:226,088円 =1,140,674円

まとまったお金は何かと助かりますね。少しずつだと知らない間に使ってしまったり…
私は、一部を高配当株の購入に充て、idecoの積立金を増やしました。

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